JSK通信

感謝状の贈呈を!

代表取締役 上能 喜久治

感謝の想いをカタチに!

 

 平成21年4月8日に御結婚満50年を迎えられた天皇皇后両陛下が、記者会見で「お互いにお言葉を贈られるとすれば、どのようなお言葉になりますか?」という記者からの質問に対して、天皇陛下も皇后陛下も「相手に対して感謝状を贈りたい。」とお話しされました。その会見をテレビで見て感動したことを私は今でも覚えています。 夫婦間や親子間、兄弟間のような身内での感謝状だけでなく、会社では社員やスタッフ、お客様や取引先に対して感謝状を贈呈すれば非常に喜んでいただけます。言葉だけで「ありがとうございます。」や「感謝しています。」と言ってもその言葉や想いは時間とともに忘れていきます。しかし、感謝状として額入りで贈呈すればカタチとして残ります。
 当社も先日、経営計画発表会を開催しました。その席上、達成賞や社長賞、特別賞を金一封を添えて授与しました。その授与されて喜んでいる社員を見て、嬉しかったのは私一人ではありません。社員全員がその健闘を称え、心から拍手を送っていました。
 感謝状や表彰状は紙一枚です。しかし、会社から、社長から、夫から、妻から、親から、子からいただいた感謝状は何よりも嬉しいものです。あなたの会社でも、あなたの家庭でも多くの感謝状を贈呈してあげて下さい。認められること、褒められること、感謝されることは人にとって最高にうれしいものです。

 

小さな実践が会社の業績に反映する!

 

 我々はビジネスをしています。商売をしています。事業をしています。その中で大切なことは商品やサービスの提供を通じて「相手に喜ばれること」「相手のお役に立つこと」です。その結果として売上が上がり、利益が出るのです。「どうすればお客様に喜ばれるのか?」「どうすればお客様のお役に立てるのか?」。しかし、このビジネスの基本がわかっていない経営者がいます。商売をしていて商売を知らない、事業をしていて事業がわからない人がいます。そのような人は常に自社の売上や利益ばかり追いかけています。「もっと喜ばれたい。」「もっとお役に立ちたい。」そのために何をすればよいのか?できることはいっぱいあります。お金がなくてもできることがいっぱいあります。経費をかけなくてもやれることも数多くあります。お客様に、同僚に笑顔で話しかけること。多くの人がいやがるトイレ掃除等を率先してやること。喜んでイキイキと働くこと。このような小さな実践があなたの会社の業績に反映します。不平不満を口にし、悪口陰口をたたく人から商品を買いたいでしょうか?愚痴文句を並べ立て、妬み僻みの激しい人からサービスの提供を受けたいでしょうか?


商売とは、事業とは、

人様のお役に立つこと、人様に喜ばれることです。