代表取締役 上能 喜久治
15回目の富士登山
去る8月6日(金)午前8時、当社の新入社員6名を含む8歳から63歳まで総勢37名で富士山に向かってJSK前を出発しました。私にとっては今回で十五回目の富士登山です。「平成3年8月3日」という日付が初めての富士登山のときに買った杖に焼印されています。十五回といってもみんな登頂できた訳ではありません。初回は当時、小学校4年生の次女と登り、残念ながら山頂目前の9合5勺で断念しました。その悔しさがバネとなってそれ以来、毎年“日本一の企業を目指して日本一の富士山に登ろう!”というキャッチフレーズで多くのお客様・社員といっしょに登ってきました。富士登山には毎年、いろんなドラマが生まれますが今年は正に感動の富士登山でした。私にとって54歳という年齢と87Kgという体重が年々、富士登山を困難なものにしています。しかし、困難な状態になればなるほど人のありがたさが感じられるようになってきました。決して一人では登れない。励ましあい、助け合いながら一歩一歩、進んでいく!声をかけあいながら、“苦しいのは自分一人ではない”と思いながら・・・。しんどい、つらい、苦しい。しかし、登頂したときの何物にも代え難い達成感・充実感・満足感があります。それは正に働くこと・生きていることに共通するものがあります。目標を持ち、その実現に向かっていくということにも共通します。
富士山には小川のせせらぎもなく、小鳥のさえずりもない。しかし、満天の星空と最高のご来光を拝むことができました。
継続は力なり
「下山のとき、上能社長は80Kg以上のお体(私より20Kgも多い)を両足で支え、笑顔を出す余裕もないほど疲れているが、一歩一歩ゆっくり歩いている姿に大変強い精神力を感じました。しかも、辛いことを知りながら、15回も登山を実施してきたことに対して深く敬意を払います。」参加者のお一人からとてもうれしいメールをいただきました。
10年 偉大なり
20年 畏るべし
30年 歴史になる
50年 神の如し
「継続は力なり」と言います。一つのことを続けることが信用となります。あと15年続けても70歳前に30回を数えます。健康な体をいただいた両親に感謝するとともに、9合目で疲れたときに一人一人にいただいたバナナをリュックに詰め、上まで運んだJSK社員に敬意を表します。また、全員無事に帰阪できたことに対し、富士登山研修に参加していただいた多くのお客様に感謝申し上げます。ありがとうございました。