JSK通信

先が読めない?

代表取締役 上能 喜久治

ワクワクするライフプラン・事業計画を!

 

 当社の業務の中に事業計画書作成や経営改善計画書策定があります。当然、この計画書を作成するにあたり、社長や理事長に対して5年後、10年後にどのような会社になっていたいのか?をヒアリングしていきます。年商は?利益は?社員数は?営業所の数は?設備投資は?役員報酬は?あるいは財務改善目標として自己資本比率は?総資本経常利益率は?借入金対月商倍率は?等を訊いて行きます。そのことに対して「先のことなのでわからない。」「先が読めない。」という人がいます。確かに先のことはわかりません。明日、何が起こるか、わかりません。しかし何が起こっても会社は存在し続けなければなりません。そのために先を知りたい、先を読みたい、と思っていると、だんだんと先見力が付いてきます。今年生れた子供は20年後には成人式を迎えます。今、あなたの年齢が60歳だとしたら20年後には80歳になっています。どのようなおじいちゃん、おばあちゃんになっていたいですか?孫は何人になっていますか?どこに住んでいますか?田舎に帰っているかも知れません。それとも冬は寒い日本を離れてオーストラリアのゴールドコーストか、ニュージーランドのクイーンズタウンがいいでしょうか?暑い夏には涼しいカナダで過ごしますか?これがライフプランであり、その会社版が経営計画書です。10年先の長期計画ではあなたや社員がワクワクするような内容にします。できる・できないではなく、こんな会社になったらすばらしい、と思えるようなことを文章や数字、写真やイラストで表現します。ところが「できるかどうか、わからないのにそのような計画書など作れない。」と言います。しかし、その計画が実現するようにどうすればよいのか、を考え、予想される障害を乗り越える方法を考え、みんなで力を合わせて行動に移すのです。そうすると不思議と計画書に書いた期日よりも早く実現していきます。

 

将来は夢と希望で溢れている!

 

 「先が見えない」から計画書を作らないのではありません。会社が存続していくために計画書を作るのです。「先が読めない」からライフプランが作れないのではありません。ライフプランのない人の共通点は“将来に対する漠然とした不安”をもっていることです。このような収入で結婚できるのか?今、働いている会社や仕事でよいのだろうか?自分が年老いて年金はもらえるのだろうか?・・・etc.どのような人生を送りたいのか?どのような家に住みたいのか?場所は?敷地は?間取りは?庭は?そのようなことを考えていると不安はなくワクワクしてきます。大きな夢を!希望を!持って下さい。人生や会社経営において成功した人はみんな言っています。