JSK通信

もっと家族の絆を!

代表取締役 上能 喜久治

離婚の増加と家族の崩壊

 大阪市西区で発生した幼児二人の置き去り事件は多くの人々に大きな衝撃を与えました。“暑かったでしょう。淋しかったでしょう。おなかも空いたでしょう。”という子供たちへの同情とその母親に対する非難の声が高まっています。この事件の前にその母親は離婚し、風俗店に勤めながらホストクラブに通っていました。最近、多く報道される幼児虐待も夫と離婚し母子家庭となったところに別の男が家に入り込み・・・と言ったケースが目立ちます。また、百歳以上の高齢者の行方不明事件も親子関係の希薄化に驚く事件でした。離婚の増加と家族の崩壊に嘆いていても事態は何ら好転しません。それでは会社のトップは経営者として、人間としてどうすればよいのでしょうか?何をしなければいけないのでしょうか?それは他人の話として傍観者でよいのでしょうか?それらの事件はいつ、あなたの会社の社員の事件になるかも知れません。

今こそ倫理経営を!

 会社経営は売上をあげ、利益さえだせばよいのでしょうか?社員教育は知識教育と技能教育だけでよいのでしょうか?業績さえあげていればその社員の家庭生活や家族には無関心でよいのでしょうか?
 このような事件が続出している今だからこそ多くの会社で、お店で、工場で倫理経営をしていく必要があります。倫理経営は経営ノウハウではありません。倫理経営をすれば社員もイキイキとし、働くことが楽しくなります。倫理経営は少しずつ、そして着実に業績をあげていきます。倫理経営には社員教育の中に必ず人間教育が入ります。
     倫理経営をすれば、挨拶をすることのすばらしさに気付きます。
     倫理経営をすれば、清掃することの大切さがわかります。
     倫理経営をすれば、家族や先祖に感謝する心が高まります。
では、どうすれば倫理経営ができるのでしょうか?
(1)まず経営者であるあなたが経営者モーニングセミナーに参加し、あなた自身が変わることです。会社
  の誰よりも早く起床し、早朝より倫理経営を学んでいきます。
(2)次に「職場の教養」を使って活力朝礼を行います。元気な挨拶・大きな声・テンポ・気合い・完全燃焼(全力)等がポイントです。
(3)家族や会社で抱える問題について“倫理指導”を受け、実践していきます。
(4)富士高原研修所での二泊三日の“経営者セミナー”を受講します。
等です。
 倫理経営で経営者であるあなたが変わり、社員が変わり、社風が変わり、業績が上がっていく。厳しい経済環境が続く昨今だから、家族の絆が希薄な世の中だからこそ強い信念を持って倫理経営であなたの会社を変えていって下さい。