JSK通信

お母さんの請求書

代表取締役 上能 喜久治

すばらしいお母さんの愛情と機転

あなたが十歳の頃に戻ったつもりで読んで下さい。

ある日曜日の朝のことです。
ブラッドレーは、朝食のテーブルに着くと、お母さんのお皿の上に、ていねいにまいた一枚の紙をおきました。
お母さんは、まいた紙を手にすると、するすると開きました。その紙には、次のように書いてありました。
せいきゅう書
お使いちん・・・・・・・・・・・・・・五十セント
パーティのときのるす番ちん・・・・・・五十セント
庭のはきちん・・・・・・・・・・・・・五十セント
弟のおもりちん・・・・・・・・・・・・五十セント
    合計    二ドル

お母さんは、にっこりわらいましたが、何も言いませんでした。そして、お昼の時間がきたとき、ブラッドレーのすわっているテーブルの上に、二ドルをおいたのです。
ブラッドレーは、そのお金を見て、大よろこびです。けれども、そのお金といっしょに、もう一つ、小さい紙がたたんでありました。それには次のように書かれていました。
お母さんのせいきゅう書
病気になったときのかん病代・・・・・・0セント
シャツやくつ下のせんたく代・・・・・・0セント
毎日の食事代・へやのそうじ代・・・・・0セント
生まれてから今日までのおせわ代・・・・0セント
ブラッドレーの眼には、なみだがいっぱいあふれました。そして、お母さんにかけよると、もらった二ドルをわたして、
「お母さん、ごめんね・・・・」
と言いました。                   (丸山敏秋著「教育力」より)

人が生きていく上において必要不可欠な“空気・太陽・母の愛”は全てタダです。感動があり感受性の高い組織は一人一人の社員が輝き今、業績が伸びています。

今年もあなたとあなたの会社にとってすばらしい年になることをお祈りしております。