JSK通信

倫理経営のすすめ

代表取締役 上能 喜久治


明けましておめでとうございます。

誰でもどこでもできる・・・


 2020年オリンピック開催地が東京に決定し、東日本大震災の復興需要とも重なって建設・土木業界が活況になってきています。消費税増税の影響もあり、あるハウスメーカーの9月度の受注高はなんと前年対比4倍というところもあります。職人不足で押し寄せる注文に応じることができず、受注をストップしている会社もあります。

 景気がよくなってきたから、業界が活況を呈してきたから自分の会社の業績も良くなってきた、というのは決してあなたの経営力ではありません。ではどうすれば会社は成長発展を続けられるのでしょうか?

 難しくありません。当たり前の次の五つの実践をして下さい。それだけで会社の業績は驚くほどあがってきます。

         1)      時間を守る・約束を守る・納期を守る

 これで信用が付いてきます。時間に遅れる・約束を反故にする人が信用されることはありません。納期を厳守するから次の受注も実現します。

          2)   働く喜びに生きる

 今のあなたの仕事が天職だと思っていますか?天職とは「この仕事をするために自分は生れてきたのだ」と心から思うことです。

        3)     ヒト・モノ・カネを大切にする

 家族や社員の誕生日を知っていますか?出荷される商品を我が子を見送るがごとく送り出していますか?気分良くお金を使っていますか?

          4)      全てのものに感謝する

 あなたを産み、育てていただいたご両親やご先祖に感謝します。いま、いただく食事に感謝します。寝る時の暖かい毛布や布団にも感謝します。

           5)    夢・希望・目標を持つ

 夢があるから生きる勇気が湧いてきます。希望があるから明るい未来があります。目標があるから一歩踏み出せるのです。

 先日、長野県でNo.1のタクシー会社である中央タクシーの宇都宮会長のお話を聴いてきました。「難しい社員教育はしていません。ドライバーの皆さんに次の三つだけ、お願いしています。①運転席から降りてドアを開ける。②お客様に自己紹介する。③雨の日には屋根のあるところまで傘をさして送る。」その三つを実践して業績を大きく伸ばされています。業績の向上は意外とシンプルな実践の中にあります。

 

 今年も貴社と貴方にとってすばらしい一年となることを心より祈念しております。